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入居あれこれ

会員ホームインタビュー記事「ライフ&シニアハウス日暮里」

第三者評価

ライフ&シニアハウス日暮里

「その人らしくを最後まで」

 有料老人ホームへの入居を検討されている皆様にあんしんできる住まい選びをしていただくため、協会で実施している【サービス第三者評価】に取り組まれているホームをご紹介します。

 サービス第三者評価とは、外部の専門家による評価を受けることで、自分たちでは見えなかった改善点に気付き、質の向上に励んでいただくことを目的としている事業です。詳細は「こちら」をクリックしてください。
※「ライフ&シニアハウス日暮里」の評価結果は本ページ下部よりダウンロードしてご覧いただけます。

 今回ご紹介するのは2021年度にサービス第三者評価を受審された有料老人ホーム「ライフ&シニアハウス日暮里(東京都荒川区東日暮里3-9-21)」です。株式会社長谷工シニアウェルデザインが運営する介護付有料老人ホームで、2003年7月に開設されました。有料老人ホームと同じ建物内に保育園や若い世代も入居する賃貸住宅も入っており、いろいろな世代の交流が生まれる多世代共生型複合施設です。 ライフ&シニアハウス日暮里の事業所長である森谷さんにホームでの取り組みについてお話しをうかがいました。

※「ライフ&シニアハウス日暮里」森谷事業所長(2022年6月現在)

ー園児が遊ぶ姿を微笑ましく眺めているんです

事務局まず初めに、多世代共生型複合施設というのが気になるのですが、有料老人ホームの入居者との交流はあるのでしょうか。

森谷(ライフ&シニアハウス日暮里の事業所長。以下、森谷):コロナ前のお話しになりますが、年中行事を一緒に行ったり、賃貸住宅にある共用スペースで賃貸住宅にお住まいの方とホームの入居者の方が一緒に食事をすることもありました。現在でもホームの職員は定期的に賃貸住宅の代表者と会議を開き意見交換を行っており、有事の際の対応についても話し合っています。 また、保育園ではホームの入居者が園児に読み聞かせを行う会もありました。今年の卒園児とは感謝を込めてプレゼント交換を行い、いただいたプレゼントはホームに飾ってあります。コロナで直接的な交流はできていませんが、窓から庭で遊ぶ園児を見ることができ、入居者の方は微笑ましくその光景を眺めているんですよ。

事務局:素敵な交流ですね。有料老人ホームの職員や入居者だけではなく、ホームの外にコミュニティが広がることは良い刺激にもなりますよね。

森谷:会社としても地域との関わりや、地域への貢献を重視しているため、積極的に地域と交流を持つようにしています。当ホームでは職員が町内会の方と一緒に町内の掃除や夜警を行ったり、お神輿を担いだりして交流を深め、何かあった時は助け合いましょうと話しています。

事務局:地域との関りを持つことは良いことですよね。特に災害が起こった時は近隣の方々との協力が不可欠になってくるため、そういった意味でも日頃から交流を持つことはとても大事なことと思います。

ー常に入居者のニーズを捉えられるようにしています

事務局:それでは次に、サービス第三者評価結果にあります「優れた取り組み」についてお聞きしたいと思います。入居者ニーズを捉えるために定期的に入居者アンケートを行ったりしているそうですね。

森谷:定期的にアンケートを行っていますが、日常的に投書でもご意見をいただけるようになっており、常に入居者のニーズを捉えられるようにしています。また、食堂にはアンケート用紙を置いており、いただいたご意見については管理栄養士と日頃から意見交換をしています。年中行事に合わせた特別メニューでは、入居者のリクエストに極力応えられるよう努めています。食事をする場所も食堂に限定しておらず、ご自身の好きな場所で召し上がることができます。過去にはお庭でティーパーティーを行ったこともあります。

事務局:常日頃から“入居者の声”を聞く体制が整っているんですね。

森谷:アンケートは入居者のニーズ把握だけではなく、新しいサービスに対する理解を深めていただくためにも活用しています。最近では、会社として取り組んでいるノーリフティングポリシーについてアンケートをとりました。ノーリフティングポリシーとは移乗を伴う介護の際、抱きかかえない介護を目指すため、機器を取り入れ、介護スタッフと入居者の身体的・心理的負担を軽減する取り組みです。アンケートを行うことでノーリフティングポリシーについてご理解いただき、介護スタッフ、入居者の双方の負担を減らすことができました。

ー入居者一人ひとりの顔が見えるケアプランを

事務局:入居者の「にやりほっと」を記録されているようですが、「にやりほっと」とはどのような記録なのでしょうか。

森谷:まず「にやりほっと」とは、入居者の皆様の毎日の暮らしの中で思わずニヤリと笑顔がこぼれる瞬間や、ホッと心が温まるエピソードなど、入居者との明るいエピソードを意識して見つけ出す取り組みとして当社が始めたものです。 「にやりほっと」の記録を積み重ねることで、入居者の好きなことだけではなく、嫌いなことなども含め、お一人おひとりの情報が把握できます。お元気で入居された方に介護が必要となり、たとえ本人が伝えることができなくても、その入居者の好きなこと、嫌いなことが把握できていると、ADL(日常生活動作)やQOL(生活の質)の維持にも有効ですし、ケアプランの作成にとても重要な記録となっています。

事務局:ケアプランの作成に「にやりほっと」をどのように反映させているのですか。

森谷:当ホームの最近の事例ですと、職員や他の入居者に振る舞うほどお料理をするのが好きな入居者の方が要介護状態となりました。今までのようにお料理をすることが難しくなってしまいましたが、ケアプランに“料理”を取り入れることで、スタッフと一緒にまたお料理を作っていただくことができました。 ケアプランは定型的な内容になってしまいがちなのですが、当社のホームでは“入居者一人ひとりの顔が見えるケアプラン”という名目で、ケアプランでその方の個性がわかるもの、それを設計図としてサービスを提供することを心掛けています。「にやりほっと」から“入居者の顔が見えるケアプラン”につながり、その方の“したい”を叶え、“出来る”を維持することに貢献できているのかなと思っています。

事務局:今回の取材を通してライフ&シニアハウス日暮里、そして運営会社の株式会社長谷工シニアウェルデザインでは、Quality of Life(クオリティオブライフ)=生活の質だけでなく、人生の質を大切に「その人らしく最後まで」暮らせるよう取り組みをされていることがよくわかりました。 本日はお忙しいところお話をお聞かせいただきましてありがとうございました。


※ライフ&シニアハウス日暮里 外観写真

ライフ&シニアハウス日暮里 類型及び表示事項

 

類型

介護付有料老人ホーム (一般型特定施設入居者生活介護)

居住の権利形態

利用権方式

入居時の要件

混合型(自立含む)

利用料の支払い方式

選択方式

介護保険

東京都指定特定施設入居者生活介護事業者(一般型)

居室区分

定員12人(親族を対象)

介護に係わる職員体制

2:1以上

 

【問い合わせ先】

 0120-580-731(受付時間:9:00~18:00)※日曜・祝日除く

 

 

 

ライフ&シニアハウス日暮里ホームページ

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